スキンケア用品は結局のところ自分に合うのを見つける過程が長く大変で、特に美容初心者の方は成分も詳しくなければ値段や相場もわかってないことが普通ですよね。
そこで今回は多くの美容初心者が購入の際に気にするであろうスキンケア用品の「コストパフォーマンス(以下コスパ)」について、コスパの優れたスキンケア用品の「探し方」やそのコツを筆者の経験を基にざっくりと解説していきたいと思います。
この記事ではコスパを
〈価格に対する配合成分のお得感〉または〈価格に対して製品の効果がどれほど期待できるか〉
という意味で用いています。
Contents
コスパの良し悪しを判断するポイント
まずは大前提となる、コスパを判断するために必要なポイントを確認しておきましょう。
- 製品の価格・相場
- 配合されている成分
- 製品の内容量
- (メーカーが自称する)期待される効果
基本的にはこの4つを見ておけば問題ないです。
以下でもう少しだけ詳しく見ていきますが、興味のない方は飛ばしてOKです。
①製品の価格・相場
当然のことですが、同成分・同容量の製品では価格が安ければ安いほどコスパは高くなります。
厳密にはすべてが同じ製品は存在しない(はず)ので、通常はいわゆる「相場」や「期待される効果」と製品の価格を見比べて決めることになるでしょう。
なお実際の相場感を知るための方法はこの記事の後半に述べています。
②配合されている成分
これも当然ですが、安い価格でより良い成分が配合されているほうがコスパは高くなります。より良い成分とはつまり「同じような効果が期待される成分のうち、より効果が出やすいもの」ということです。
また成分の「種類」だけでなく「配合割合(配合量)」にも気を付けましょう。どんなに良い成分でも、一定以上配合されていないと効果が出ないものがほとんどです。
成分表を見て注目する成分が初めのほうに記載されていなかったら要注意ですよ。
(成分表では配合割合が多いものから順に記載する慣例・ルールがあるため)
③製品の内容量
内容量が多いほどパッケージ等にかかる費用が相対的に小さくなるため、コスパは高くなります。
サイズの異なるボトルを展開している化粧水等も一部ありますので、一度お使いのスキンケア用品及び化粧品類にほかのサイズがないかよく調べてみてはいかがですか。
④(メーカーが自称する)期待される効果
意外と気にしない人が多いのですが、例えば製品の紹介ページなどに記載されている「期待される効果」というのは必ず確認しましょう。
例えば「保湿+肌荒れ防止+美白」を謳っている安価な化粧水があったとします。
これらの効果が実感できるのであれば間違いなく高コスパな製品といえるでしょうが、実際はほとんど効果を感じなかった場合、これは「安物買いの銭失い」ですよね。コスパも何もあったものではありません。
先に述べた3つの判断ポイントとは違い、”使用後”にコスパを判断することができるため、メーカーが自称する「効果」はきちんと把握しておきたいところです。
実際にコスパの優れた製品を探そう
先に述べた4つの判断ポイントのうち、[③製品の内容量]と[④(メーカーが自称する)期待される効果]は文字通り見た目で判断できるので、初心者の方でも問題ないでしょう。
問題は[①製品の価格・相場][②配合されている成分]です。では実際に優れたコスパのスキンケア用品を探すための手法やコツを順を追ってざっくりと解説していきましょう。
主な手順は以下の通りです。
- ほしいスキンケア用品に求める効果をはっきりさせる
- 製品カテゴリーの相場をなんとなく知る
- 求める効果を持った「高級な製品」を調べる & その成分を見る
- 〈製品カテゴリー+成分名(成分の種類)〉で調べる
- 製品をいくつかピックアップして細部を比較する→購入!
①ほしいスキンケア用品に求める効果をはっきりさせる
まずは製品に求める効果をはっきりさせましょう。とはいっても細かく決める必要はありません。以下に効果の例を挙げます。
保湿効果 | 万人向け。特に肌悩みがなければこれだけでもOK。 |
---|---|
肌荒れ防止 | 「ニキビ」など特定の肌悩みがあればもっと細かく決めてもOK。 |
エイジングケア・美白 | シミ等に悩んでいる方や中年以上は予防的に取り入れてもいいかも。 |
これぐらいおおまかにで問題ないです。
②製品カテゴリーの相場をなんとなく知る
最も手軽で直感的な方法としては、PC版「楽天市場」のサイドバーにある『商品価格』を使うのがおすすめです。

例えば上の画像の例では黄色丸で囲ったあたりに多くの商品が存在していることがわかります。もちろん関係ない製品も含まれてはいるのですが、大まかな相場を知るのにはこれで十分でしょう。
さらに①で決めた「ほしい効果」を検索キーワードに追加すると製品が絞れるため、より細かく相場を見ることができます。
③求める効果を持った「高級な製品」を調べる & その成分を見る
これも楽天の検索機能を使うと簡単です。

今度は黄色丸の横、青丸で囲ったあたりがいわゆる「高級な製品」といえるでしょう。この価格帯にある商品を調べ、その製品の成分表を見てください。
そうすることで「求める効果を持った高級な製品」というのがどういう成分を配合しているのか、つまり「どういう成分が高価な成分なのか」が容易に知ることができます。
ただしこの方法はいくつか気を付けるべき点があります。改善点と合わせてご紹介します。
- 値段が不当に高い「詐欺商品」も価格帯には含まれる → レビューや会社ホームページを参照して見極めることが必要
- 高級な製品だからといって配合成分のすべてが高級なわけではない →「求める効果」を発揮する成分だけを注目する
- 同じ成分でも複数の成分名を持つものもある(例:VCエチル=3.0-エチルアスコルビン酸)
④〈製品カテゴリー+成分名(成分の種類)〉で調べる
ここまでくれば後は簡単です。タイトルの通り〈製品カテゴリー+成分名(成分の種類)〉でググったりECサイトで検索しましょう。
検索結果がたくさん出てきた場合は別の「成分名(成分の種類)」を検索キーワードに追加して絞り込んでいきましょう。
〈製品カテゴリー+肌悩み〉で検索しない理由
既に述べていますが、同様の効果を発揮する成分はいくつも存在しており、それらの類似成分にも効果が出やすい・出にくいといった”グレード”があります。
真にコスパの優れたスキンケア用品を探すのであれば、製品の宣伝文句に騙されないために成分名を重視する癖を身に着けましょう。
⑤製品をいくつかピックアップして細部を比較する→購入
④で調べた製品の中から「これはありかな」と思える製品をいくつかピックアップしましょう。もちろん1つしか該当しなければそれでOKです。
例えば、内容量やほかの配合成分、成分の配合割合(上で述べた[コスパの良し悪しを判断するポイント ≫ 配合されている成分]を参照)、メーカーの信頼性、クーポン等の使用可否、などなど…
気にしすぎるとキリがないのですが、ここまで来たら自分が納得するまで比較しましょう。
まとめ
今回は筆者の経験を基にしたおすすめの探し方をご紹介しましたが、この方法がベストというつもりはありませんし、自分なりのやり方があるならそれでもいいと思います。
ただ、もしあなたが本当にコスパの良いスキンケア用品を探しているのであれば、この方法を参考にすることで検索の精度は高くなるはずですよ!