*この記事は全3回のうち第2回目です*
「結局ベストなニキビパッチは何か」「ベストな選び方と買い方は何か」ということをテーマに実用的な内容の記事を3回にわたってお送りします。
1回目の前回はニキビパッチの選び方の条件と買う際の条件について、まとめております。→【保存版】赤ニキビ・黄ニキビ用ニキビパッチの選び方と買い方を徹底解説(前編)
2回目の今回は、いわゆる黄色ニキビ用のハイドロコロイドタイプのニキビパッチに焦点を当てています。
また3回目は、いわゆる赤ニキビ用の炎症を抑えるタイプのニキビパッチに焦点を当てています。→【保存版】赤ニキビ・黄ニキビ用ニキビパッチの選び方と買い方を徹底解説(後編)
今後新しくニキビパッチを購入される際はぜひご参考ください。
(この記事中に出てくる商品、価格について、実際に購入するときに本記事記載の通りだとは限りません。必ずご自身での確認をお願いいたします。)
Contents
結論
いきなりですが筆者が最終的に選び、そして現在使用しているハイドロコロイドタイプのニキビパッチを紹介します。それは
MEDIHEAL の [A-zero Shot Trouble Dressing Spot Patch]
です。

改めて言いますが、これは主に(潰した)黄色ニキビに対して使うようなハイドロコロイドタイプのニキビパッチです。
以下でなぜ筆者はこれを選んだか、そして実際にどのように購入しているかを順次解説していきます。
他のハイドロコロイドタイプのニキビパッチと比較
【前編】ですでに述べてはいますが、改めて、ニキビパッチを買う際のいくつかの条件について優先度を分類した表を載せました。
最優先する条件 | 効果効能・1枚当たりの価格の安さ・薄さ・粘着力 |
---|---|
できれば優先する条件 | 大きさのバリエーション・目立ちにくい色味・貼りやすさ |
優先度は低い条件 | 入手しやすさ・保管しやすさ |
分類の理由などを知りたい方は前編を読んでくださいね。→【前編】を読む
以上の条件を基に、筆者は1年ほどかけてハイドロコロイドタイプのニキビパッチを比較し、選別していきました。
ここからは実際に使った感想をもとにした主観的な話がどうしても多くなってしまうので、そこだけはご了承ください。
最優先条件①効果効能について
そもそもハイドロコロイドタイプのニキビパッチはあくまでも自然治癒を促進するものであって、それ単体がニキビへの効果を発現するものではありません。
しかし浸出液の吸収力(&粘着力)に優れたものほど湿潤療法(陰圧閉鎖療法)の効果が高まります。(理屈についてはwikiなどで「陰圧閉鎖療法」と調べてみてください。)
したがって、ハイドロコロイドタイプのニキビパッチにおける「効果効能に優れたもの」とは、「吸収力に優れたもの」ということです。
過去に筆者が使用したパッチの中で、効果効能が優れていた、すなわち吸収力に最も優れていたといえるのは、3Mの[Nexcare](ピンク)です。

以下の写真を見てわかるように、1円玉と同じくらいの厚みがあります。これはすなわち浸出液を吸収するためのハイドロコロイドが多く含まれているということの証でもあります。

実際に各ECサイトのレビューを見ても高評価・リピートが多いのを確認できるので、筆者以外にも効果を感じる人は少なくないのでしょう。
しかしながら3M[Nexcare](ピンク)以外のニキビパッチはというと、実は吸収力の違いはあまりありませんでした。本商品が例外的に厚みがあるだけで、基本的にニキビパッチは薄型タイプのものばかりなので、厚みにほとんど差がないことが理由の一つとして挙げられます。
また、あえて少し厳しく評価するなら、この3M[Nexcare](ピンク)でさえ、ほかの有象無象のニキビパッチと比較して圧倒的に効果効能が優れていた、というわけではありません。「違いが何とかわかるくらいには優れていた」というだけです。
結局のところニキビパッチは、半日か長くても1日しかつけれないわけですから、効果効能が明確にはっきり表れるには圧倒的に時間が足りないのです。逆に言えば多少の吸収力さえあれば、1枚当たりの効果効能にはさほどこだわる必要がないということでもあります。
効果効能は重要な要素であることは間違いありませんが、ほかの要素との兼ね合いを強く意識する必要があるでしょう。
最優先条件②1枚当たりの価格の安さ
ニキビパッチは消耗品です。そのためたまにニキビがぽつんとできるぐらいだという人はまだしも、本当にニキビで悩んでいる人にとってコストというのは非常に重要なものです。
ニキビパッチを購入する際、1枚当たりの価格が記載されている商品というのはまずありませんから、これは自分で算出する必要があります。また同じ商品でもサイト・販売者によって値段が違うのでこの辺りも横断的に調べる必要があることから、この価格調査をおざなりにする人が多くなるのは致し方ないことかもしれません…が、やはりどうせ買うなら安いものがいいですよね。
筆者の過去の経験上、ニキビパッチの平均的な1枚当たりの価格は約8円~12円(ただし上限はきりがない)といったところなので、もしご自身で購入しようとしている商品がありましたらこの価格帯と照らし合わせて割安・割高の判断をしてみてください。
では筆者の経験上、1枚当たりの価格が最も安い商品は何か。
それは最初の[結論]で述べたMEDIHEAL の [A-zero Shot Trouble Dressing Spot Patch]です。1枚当たりの価格はなんと4~5円程度という破格の安さ。ダントツに安いです。
ちなみにこれはQoo10というECサイト中の「Beauti Topping」というショップを使用して購入した場合の価格で、また常時配布のクーポンを適用しています。

楽天でも同じ商品を同じショップから購入できますが、一枚当たりの価格は6円前後に上昇してしまいます(それでも安いですが)。
→Qoo10のBeauti Toppingを覗いてみる(Qoo10のショップページに飛びます)
Qoo10とは現在急成長を遂げている「楽しむ総合ショッピングサイト」で、最近TVCMなども配信しているためご存知の方も少なくないでしょう。詳しく説明しているサイトがたくさんありますのでもし興味ある方は調べてみてください。(Qoo10の紹介記事は今後あげる予定です)
先述した効果効能と違って、1枚当たりの価格の安さについては数字的に見て明らかにMEDIHEAL の [A-zero Shot Trouble Dressing Spot Patch]が優れているので、この点は万人に納得していただけるでしょう。
最優先条件③薄さ・粘着性
薄さ・粘着性を重要視するのは[前編]で述べた通り、パッチの厚みがあるほど衣服などに引っ掛かりやすくなり、特にニキビパッチをつけてるであろう寝ている間のはがれやすさに大きく関わるからです。
まず薄さについて、先に述べた通り3M[Nexcare](ピンク)が例外的に厚く、それ以外のニキビパッチはどれも大差がないのが現状です。
すなわち3M[Nexcare](ピンク)のパッチの厚みがこの点においては裏目に出てしまっているわけです。
また、これ以外の商品について、もちろん若干の厚み・形状の違いはありますが、本質的にそれがはがれやすさの違いとして現れなかった(経験上)ため今回は無視します。
粘着性について、「このニキビパッチは粘着性が悪かった」という商品はあっても「粘着性がほかに比べて良かった」と思うような商品はほとんどありませんでした。
そもそもニキビパッチの粘着性は商品の品質というよりは、パッチを貼る前の下準備、すなわち「皮脂や肌にのせた保湿剤をふき取る」といったところが大きく関係してきます。この下準備さえやれていれば半日程度はどの商品もくっついていられるため、実使用において粘着性で差異が生じることはまずないでしょう。
余談ですが、「ニキビパッチを2,3日つけたまま放置しよう」みたいに言っている商品や記事が散見されます。
湿潤療法という観点において理にかなった方法ではありますが、実使用において、特に皮脂分泌の多い顔にパッチを貼った場合、パッチ内側の皮脂によってはがれてくるためあまり現実的ではありません。パッチに若干の隙間が生じその隙間から洗顔料などが入り込んでしまうことでむしろ悪化してしまうことも十分にあり得ます。
このような事態を防ぐために、パッチは半日程度、長くても1日で取り換えてください。
残りの条件について
残りの条件について簡単に解説していきます。
色味について
【前編】でも述べていますが、そもそもニキビパッチは貼った時点で少なからず目立ちます。特にハイドロコロイドタイプのニキビパッチは、浸出液を吸収することでパッチが白く、また多少膨らむことで余計に目立ちやすくなります。
自分の肌の色に合うものを見つけるだけでも難しいと思いますので、色味を重視するのはあきらめましょう。
パッチの大きさのバリエーション
3Mの「Nexcareシリーズ」(ピンク・グリーン・ブルー)や、オリーブヤングの「ケアプラス」などサイズの異なるパッチが1シートに混在しているものはいくつかあります。これらはニキビの大きさによって使い分けれるので便利ではあります。

が、筆者の経験上大体のニキビは小さいサイズのパッチで事足りてしまうため、大きいものがあまりがちになってしまいます…。
ちなみに結論として述べたTrouble Dressing Spot Patchは1種類のサイズのみですが、Nexcareシリーズの小サイズよりも一回り大きいくらいのサイズ感のため、思いのほか使い勝手はいいです。
貼りやすさ
Nexcareシリーズがやや優れています。パッチそれぞれに小さな台紙があるので、まるで絆創膏を貼るかのように比較的スムーズに患部に貼り付けることができます。
とはいえ指でただつまんで貼るだけのほかのニキビパッチのほうが貼りやすいと感じる人もいると思います。少なくとも筆者はこの小さな台紙が貼るときにむしろ邪魔に感じてしまうことも少なくありませんでした…。
入手・保管しやすさ
ほとんどのニキビパッチは国内主要ECサイトで手に入ります。また最近はメルカリなどフリマアプリでも手に入れることができます。
筆者のおすすめは前述の通り「Qoo10」です。ニキビパッチのほとんどは美容大国の韓国でつくられているのですが、Qoo10は韓国の製品の取り扱いが圧倒的なため、多くのニキビパッチも当然取り扱っています。またクーポン・セールも頻繁にあり、同じ商品が他サイトより安くなっていることがよくあります。
ただし、多くの商品は韓国発送のため、注文から到着までに1~2週間かかってしまいますのでこの点だけ注意しましょう。急ぎの方は国内発送の商品を選ぶか、Amazon(Amazon発送に限る)を選ぶとよいと思います。
また保管についてはあまり気にする必要はありませんが、肌に直接触れるものなので、ほこりがつかないように開封後はジップロック付きの袋に入れて保管するとよいと思います。
ちなみに袋自体にジップロックのついた製品もあります。以下の画像はオリーブヤングのケアプラスというニキビパッチですが、最近は3MのNexcareが従来の箱型から変わりジップロック付きの袋になったそうです。(筆者は現物は未確認)

再度の結論
最優先の条件に×が付かなかったこと、コストという点で圧倒的に他よりも優れているということで、筆者はハイドロコロイドタイプのニキビパッチとして
MEDIHEAL の [A-zero Shot Trouble Dressing Spot Patch]
を
Qoo10(ショップ:Beauti Topping)
で購入することをおすすめします。(2020/06/15時点)
ただし商品到着を急ぐ場合にはQoo10・他ECサイトの「国内発送」として出品されているものの購入を強くおすすめします。(必ず商品ページでご確認ください)
Qoo10(ショップ:Beauti Topping)は購入元として大丈夫なのか
前編で述べた【買い方の条件】に照らしてみますと、まずサイトの特性上、「クーポン・ポイント」や「支払方法」は非常に充実しており、「サイトの使い勝手」も個人的には良いと思います。また本製品を他サイト、他ショップと比較したときに送料込みで「価格」が優れていることが多かったのはQoo10のBeauti Toppingでした。
このBeauti Toppingというショップは韓国の会社ではあるのですが、Qoo10や楽天でのショップ評価を見ると多くの人が「価格」や「配送の速さ」を高評価しています。また「問い合わせ」についても丁寧に対応してくれたという声が多く、「販売者の信頼性」はかなり高いといえます。「配送の丁寧さ」については人それぞれ感じ方が違うようですが、個人的にはほかの在韓国会社よりも丁寧な梱包がなされている印象です。
またMEDIHEAL の [A-zero Shot Trouble Dressing Spot Patch]以外のニキビパッチとしては、3MのNexcareシリーズが唯一おすすめできます。(レビュー評価的には「ピンク」が人気ですが、個人的には厚みが抑えられた「グリーン」がおすすめです。)

まとめ
黄色ニキビ用ニキビパッチについての筆者の選び方を見ていただきましたが、どうだったでしょうか。まだニキビパッチを購入したことのない人には指針として、すでにニキビパッチを使っている人にとっては新たな商品の発見として、役立っていただければ幸いです。
また、前編・後編も併せてご覧いただければと思います。
→【保存版】赤ニキビ・黄ニキビ用ニキビパッチの選び方と買い方を徹底解説(前編)
→【保存版】赤ニキビ・黄ニキビ用ニキビパッチの選び方と買い方を徹底解説(後編)